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ハイグリップタイヤの選び方

今回は、ハイグリップタイヤの選び方についてワンポイントアドバイス

ハイグリップタイヤのみではなく、スポーツタイヤ、エコタイヤの選び方の基準にもしやすいので参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

[本当にハイグリップ?]

よく、「オススメタイヤ10選」とか「ハイグリップタイヤ10選」とかこーゆーサイトありますけど、、、ぜんぜんハイグリップじゃないよ〜ってタイヤが実は紛れ込んでいます。

 

 

トレットパターンを見ても、そんなにやる気ある感じしないけど本当にハイグリップ?

って言うのありませんか?

 

メーカーのサイトを見てもドライグリップ性能8とか9とかあるけど、いざサーキットなんかで使うと「めちゃくちゃアンダー出るし」「新品タイヤなのになんかタイム落ちたんだけど」

 

んー、何を信じればよいのやら、、、

 

ネオバやディレッツァZIII、ポテンザRE71RSと言う名の知れたハイグリップタイヤを買えば間違い無いのですが。

けっこういい値段しますし、スポーツ走行をすると消しゴムのように減っていくという悲しい現実。

 

安くてそこそこグリップするタイヤってどう選んで良いのか、調べたところ良い基準が見つけられたので紹介します。

 

 

[UTQGと言う規格]

あまりこの規格は、知られてないのでしょうか?

これは、アメリカの運輸省が設定した規格になります。

この規格と言いますか評価のようなものなのですが、このUTQGの評価をタイヤに記載しないとアメリカでは消費者に販売できないようになっています。

 

 

タイヤメーカーでもなく、販売業者でもない三者の基準になるので偏りなく公平に近い評価基準になると、私は思っています。

 

このUTQGの評価内容は3つ。

 

TREADWEAR(耐摩耗性)

どれだけ摩耗しやすいかの指標になります。

これは、アメリカでのテストコースを7200マイル(約1万1600km)を実走した結果の評価です。

 

この値が高いほど摩耗しにくい、つまり減りづらいタイヤで燃費性能もいい傾向にあります。

 

逆にこの値が低いと摩耗しやすい、つまり減りが早いタイヤで、グリップ性能が高い傾向が多いです。

私が独自に調べたところ

だいたいハイグリップと言われるタイヤは、200以下であるものが多いです。

エコタイヤだと400越えをするものが多くなっている傾向が高かったです。

 

必ずしも数値が低ければ低いほどグリップする、高いほど燃費が良いものではないので、そこは誤解のないように。

 

TRACTION(トラクション)

ラクションと聞くと、加速時のグリップ感と想像する方も多いかと思いますが、このテストではウェットコンディションで直進時のブレーキングのみで評価しています。

AA、A、B、C、のランク付けで

AAが最高ランク、Cが最低ランクになります。

 

TEMPERATURE(耐熱性)

耐熱性の評価でA、B、C、とありAが最高ランク。

これは、耐熱性と放熱性の性能を表している評価になります。

 

 

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グッドイヤーイーグルF!アシンメトリック

 

 

 

 

[表記の無いものも中には]

このUTQGと言う基準は、アメリカで販売されているタイヤ以外の物は表記が無いものが多いです。

 

日本は表記が義務になっていないので、タイヤメーカーのウェブサイトを見ても一覧がありません。

 

気になるタイヤを見つけたら、地道に検索するかタイヤ側面の写真をアップで見てみるか、、、近くのお店にあればいいですが(^_^;

 

 

[まとめ]

簡単にまとめてしまうと、一概に言えませんがトレットウェアの数値が低い方がハイグリップタイヤ。

その境目は、200。

 

200以下であれば他の300くらいあるタイヤに比べればグリップ力は高い傾向にあります。

 

ハイグリップタイヤとちょいスポーツタイヤを分けるくらいの基準にはなりますが、ハイグリップタイヤの中で1番いいタイヤはどれか、となるとちょっと頼りになりづらいかな〜と思うのでご注意を。

あくまで「耐摩耗性」の数値です。

 

タイヤ選びの新しい基準として、取り入れてみてください。