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用途別ブレーキパットの選び方

ブレーキのダストに困っている方や、もっと効きのいいブレーキパットがほしい方、車検を通すために交換する方や、ブレーキパットの選び方は人それぞれですね。

 

今回は、

低ダストのブレーキパット

純正交換品のブレーキパット

制動力アップのブレーキパッド

の3種類に焦点を当てて紹介していきます。

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低ダスト

低ダストのブレーキパットの選び方です。

材質は、NAO材やノンスチールと表記されている物が低ダストの部類に入ります。

近年の日本車には主流として使われている材質です。

 

長所は、鳴きの少なさとブレーキダストの少なさやコントロール性の良さが上げられます。

短所は、耐熱性の低さとローメタルやセミメタルのブレーキパットと比べると制動力が劣ります。

 

純正ブレーキパットでブレーキダストに悩む方にはオススメです。

 

特に欧州車のブレーキパットは、純正でローメタルのブレーキパットが着いている事が多いのでNAO材、ノンスチール材に交換すると洗車が楽になると思います。

 

 

制動力

制動力を上げたい方へは、ローメタリック材、

さらに制動力を上げたい方はセミメタリック材がオススメで、メタリック材やカーボンメタリック材は、サーキットメインの材質になるので一般道とサーキットの両方で使用するならセミメタリック材までが使いやすいと思います。

 

 

ローメタリック材

メタル材含有量30%以内の物です。

これは、欧州車によく使われる材質で制動力の代わりにブレーキダストは、NAO材、ノンスチール材と比べると多くなります。

その代わりに、制動力UPや耐熱性UPとスポーツ走行に向いていると言えます。

余談ではありますが、欧州では日本よりスピードの出せる道が多いので高いスピードに合わせたブレーキ性能が必要となりローメタリック材の使用が多いです。

 

 

セミメタリック材

これくらいまでがスポーツ走行やサーキット兼用にオススメ。

低い温度からもしっかり効いてくれて、制動力も耐熱性もUPします。

その代わりに、ブレーキダストやブレーキ鳴きは増えます。

セミメタリック材からローター攻撃性が上がり始め、ローターの摩耗も考慮してブレーキパットを選ぶと良いです。

 

 

メタリック材

サーキット向けのブレーキパットで一般道には向きません。

使用温度が50~800度や300~800度などあらかじめブレーキを温めてから使用することを目的にしています。

もちろん制動力や耐熱性には一番優れる素材で、格別です。

 

 

まとめ

まとめると

一般道で快適性やブレーキダストの少なさを求めたい方はNAO材やノンスチール材がオススメ。

 

ワインディングや高速道路を頻繁に使用する方は、ローメタリック材または摩擦係数(μ)が大きいノンスチール材がオススメ。

 

サーキット兼用はセミメタリック材やローメタリック材がおススメです。

 

 

制動力や耐熱性を上げるとブレーキダストが増えたり鳴きが発生したりと、なかなか両立させるのは難しいです。

それぞれのドライビングスタイルで選ぶのが最適です。