TCRマシンとは
世界各国で開催されているTCRシリーズ。
身近な車両が走っているのも魅力の1つですが、
中身はどうなっているの?
と疑問に思う方に向けて書いていきます。
【TCR車両とは】
簡単に説明してしまうと、2LエンジンでFFの車両が該当します。
しかし、この規則に準ずれば良いわけではありません。
TCR車両は公平性を保つために製造されているファクトリーが決められており、そこから購入した状態でレースに参加するのが決まりになっています。
つまり改造禁止ということになります。
ブレーキパットやオイルなどはOK。
エンジンやトランスミッションは改造のできないように封印されています。
仮にエンジンやトランスミッションが故障したとしても、故障部品のみを交換することはできず、一式購入となります。
その他にも、最低地上高は車種により定められていたり、Bop(バランスオブパフォーマンス)で各車の性能差を小さくするためにウェイトを積んだりと公平性を保つための決まりがあります。
こうした厳しい決まりがあることで、毎レース混戦で見ごたえのあるレースが繰り広げられ、チームの総合力やドライバーのテクニックが求められるカテゴリーです。
世界中どこのTCRシリーズもイコールコンディションになりどこの国でもレースに参加することのできるグローバル性があることも特徴です。
【ベースになっている車の原型】
日本ではsuperGTが最も知名度のあるツーリングカーレースでご存じの方も多いかと思います。
superGTの車両は、見た目は普段見慣れた車が多いですがよくよく見ると全くの別物。
ノーマル部品や元の車体から使われているのは、車のエンブレムのみと言われているほどです!
中身も原型が無くボディーのついたフォーミュラーカーと表現する方もいるほど(笑)
それに対し、TCRはボディーは補強されてはいるものの元の車両を使っていますし、パワーウィンドーも付いています(笑)
一番意外なのがエンジンはノーマル車両のまま!!
ノーマルの状態で約340馬力までパワーアップされているというからビックリです。
TCRJapanとSuper耐久も掛け持ちで同じ車両からエントリーしているチームがありますがワンシーズンエンジンはぎりぎり壊れないそうです。
ゴリゴリのレーシングカーでもなくチューニングカーでもない、ちょうど真ん中くらいで言うならば、やりすぎちゃったチューニングカーですかね(笑)
【まとめ】
ネットで検索してもあまり情報が無く、知名度もまだまだ低め。
私は見ていていつもハラハラドキドキ、どんなレースになるのか分からないこれぞ純粋なレースだな~と思います。
夏季連休もありますので30分ほどYouTubeでTCRを見てみてください。
参考になったYouTube↓↓
【TCR JAPAN】ALFA ROMEO TCR VEROCEをご紹介 PART1 - YouTube
【TCR JAPAN】ALFA ROMEO TCR VEROCEをご紹介 PART2 - YouTube