タイヤの適用リム幅で何が変わる?
今回は、タイヤとホイールの サイズについてです。
普段何気なくタイヤサイズを選んでいましたが、ふと適用リム幅と標準リム幅ってなんだろ?
同じタイヤなのにリム幅変えても走りに影響ないのかな?
と気になってしまった方、私も同じです(笑)
適用リム幅内で、どんな違いがあるのか書いていきます。
【適用リム幅とは】
タイヤには適用リム幅と言うものがあります。
これは、「この幅からこの幅までのホイールに安全に装着できますよ」と言うもの。
例として、235/40R18と言うタイヤがあります。
このタイヤの標準リム幅は8.5インチで適用リム幅は8.0~9.5インチ。
とメーカーのサイトやタイヤスペックに記載されています。
適用リム幅は、タイヤメーカーや同じメーカーでもタイヤ種類によって違いがあり、
あまりに大きく適用リム幅から外れると、ホイールにタイヤがしっかり入らなかったり、走行中にホイールからタイヤが外れてしまうことがあるので注意。
【タイヤより細いホイールの場合】
さっきの例で出した、タイヤサイズ235/40R18の標準リム幅は8.5インチで適用リム幅は8.0~9.5インチを例にしますと、
最小の適用リム幅は8.0インチ。
この場合、タイヤよりホイールのリム幅が狭い事になります。
よってなにが変わるのかと言うと
- サイドウォールがホイールより出る。
- 乗り心地と操作性がマイルドになる。
標準リム幅と比べると、同じタイヤで同じサイズですがフィーリングが変わります。
簡単にまとめると、タイヤよりリム幅が狭いと乗り心地重視になる代わりにコーナリング性能が落ちると言った特性に変わります。
【タイヤよりホイールが広い場合】
こちらもタイヤサイズ235/40R18の標準リム幅は8.5インチで適用リム幅は8.0~9.5インチを例にしますと、
最大適用幅は、9.5インチ。
タイヤよりもリム幅が広い状態です。
これにより変わることは
- タイヤの丸みが少なくなり締まって見える。
- 乗り心地が悪くなる。
- ハンドル操作に対しレスポンスが良くなる。
標準リム幅から比較するとこのような特性に変わります。
簡単にまとめると、走りと見た目重視で乗り心地は犠牲になります。
それからもう一つ、タイヤよりホイールが広い場合はタイヤが外側に引っ張られるため、タイヤ幅が増えることになります。
扁平率50%以上のタイヤで約5mm扁平率45%以下だと約6mmタイヤ幅が広くなります。
タイヤのトレット面(路面に設置する面)がこの数字通り増えるかはわかりませんが参考までに。
【まとめ】
同じタイヤでもホイール幅によってフィーリングが変わります。
標準リム幅より狭いホイールの場合は
乗り心地重視でハンドリングはだるくなる。
標準リム幅より広いホイールの場合は
乗り心地は悪くなるが、見た目とハンドリングレスポンスが良くなる。
この上記のどちらでもない一番バランスの取れたリム幅が標準リム幅ですので、迷ったら標準リム幅が間違いありません(笑)
タイヤを履き替える際に少し変化が欲しい方は、お好みのサイズを選んでみてください!